タクシーにキレる

タクシーにキレる

ちょうど昨日の夜のことだったのですが、
私は夕方6時半ぐらいに、
事務所からタクシーに乗って家に帰りました。


家の近くの、比較的大きな交差点で、
タクシーから降りようとしたのですが、交差点で止まった瞬間に、
交差点で信号待ちをしていたオジサンが、
ものすごい勢いで私が乗っているタクシーに近寄って来ました。


「なるほどこの人は急いで
 このタクシーに乗りたいのだな」と、
私は瞬発的に判断したので、
「さっさとタクシー代を払って降りよう」と、
財布を出そうとした時のことでした。


「横断歩道に止めてんじゃねぇよ!!!」と
オジサンがタクシーの運転席の方に向かって、
いきなり怒鳴り始めたのです。


あまりにも突然の出来事で、
私も頭の中が???となったしまったのですが、
とりあえずさっさとタクシーを降りようと、
支払いを済ませて降りました。


さて、タクシーから降りて、
改めて状況を見てみると、
確かにタクシーの車体は、
横断歩道に一部かかっていました。


でも、その幅はほんの30cmくらいだけで、
横断歩道全体の幅から見たら1/10もないわけです。


そして何より、そのおじさんが立っていた場所からは、
どう見てもタクシーが邪魔になる位置ではなかったので、
普通に考えたら、いちいちクレームを言う必要は皆無でした。


となると、このオジサンは、
「タクシーの運転手は自分がクレームをつけても、
 立場的に言い返せないであろう」
ということを想定して、
憂さ晴らしにクレームをつけたのでしょう。



もしかしたら普段から、
コンビニの店員さんなど立場的に弱い人に対して、
理不尽にクレームを入れていたのかもしれません。


タクシーの運転手がかわいそうになった私は、
脊髄反射的にオジサンを呼び止めてしまい、
こう捲し立てました。


「確かにタクシーの車体の一部が横断歩道上にありますが、
 あなたがいた位置から横断歩道を渡るにあたって、
 タクシーの車体は全くもって邪魔にならなかったはずです。
 なぜいちいちそのようなクレームを入れたのですか?
 乗客の私は非常に不愉快です。」


今になって思えば私も大人気なかったのですが、
おじさんは結局私には何も言い返せずに、
そのままスタスタとどこかへ去って行ってしまいました。


私も正論を振りかざして、
まるで大人気なかったのですが、
立場的に言い返せない人を苛めるやつは嫌いなので、
ついつい・・・やっちまいました。


追伸:
今日も「輸出で不労所得」対談を収録しました。
来週には公開できるかと思います!