AIに仕事を奪われるという嘘

AIに仕事を奪われるという嘘


生成AIの登場、ChatGPTなどの生成AIが登場したことで、様々な仕事がAIに奪われると言われています。

私は以前から主張しているのですが、全ての仕事には成長期、成熟期、衰退期があります。AIが出現しようがしまいが、全ての仕事はいずれ消えていく運命にあるのです。

例えば、昭和時代や平成の初期頃までは、デパートに行くとエレベーターガールがいました。今の若い人には想像しにくいかもしれませんが、エレベーターガールがお客様に何階に行くのかを聞いて、手動でエレベーターを操作していたのです。しかし今では、エレベーターは基本的にどこに行っても自動でボタンを押せばその階に行きます。エレベーターガールという職業は平成の時代に姿を消しました。



AIの出現とは関係なく、基本的に全ての仕事が自動化や機械化の対象となるのが世の中の流れです。これは産業革命以降ずっと続いている流れなので、今さらどうしようという話ではありません。

どうしたら良いかというと、結局のところ新たに生み出される職業、もしくはそのジャンルの専門家になることです。私の場合はAIのジャンルの専門家という形で活動しています。AIの専門家自体がAIに置き換わってしまうという話もありますが、私はここが本質ではないと考えています。



つまり、AIを使いこなす側、AIに指示を出す側という、生成AIが流行ってきたことで生まれた新しい職業なのです。AIの登場により他の職業がAIに奪われるということは確かにその通りですが、職業が機械に奪われるというのは今に始まったことではなく、常日頃から人間の営みの過程で起こってきたことです。AIの登場はそれを少し加速しただけなのです。

皆さんが今後どうしたら良いかというと、やはりAIを活用できる人間になっていくのが基本的な答えです。AIを触ったことがない方はぜひAIを触ってみて、自分が普段している仕事や作業にどう応用できるかを考えていただきたいと思います。