ベトナムへの物販は挑戦する価値があるか?


ベトナムへの物販は挑戦する価値があるか?

昨晩、大学院時代に同じ研究室に、
留学していたベトナムの留学生が、
来日していたので、一緒に食事に行ってました。

彼も私と同じ博士号を取得して、
ベトナムの大学で講師をしているようです。

しかし、彼は日本に5年も居たのに、
まったくと言っていいほど日本語を覚えませんでした 笑
ですので、会話は専ら英語になりますが、
なんとかコミュニケーションは取れたので、
僕の英語力もそこまで落ちていないようです。

「最近ビジネスはどうなんだ?」
と聞かれたので、

「最近はカメラ以外の商品もいろんな国に販売しているよ」
と答えました。

すると、
「ベトナムに来たら、
現地でビジネスをしている人を紹介する」
と言ってくれたので、

「ありがとう、来年ベトナムに行くよ」
と半分社交辞令で伝えました。

この会話を聞いて、
あなたはどう考えたでしょうか?

「相原さん凄いですね!遂にベトナム進出で大儲けですね!」
と感じるか、
「どうせお前のビジネスがベトナムで上手く行くわけなんかねーよ!」
と感じたか、どちらでしょうか。

悔しいですが、現状では後者だと思います。

もちろん、私も起業家である以上、
ビジネスの可能性を否定するのは、
良くないことではあります。

しかし、現実的にベトナム進出には、
滅茶苦茶ハードルが高いです。

日本からベトナムに商品を輸出することを考えると、
まず、現状ではベトナム人は、
ネットで物を買わないということです。

彼らはクレジットカードをオンラインで使うことは、
ほぼ無く、インターネットで物を買うのは
詐欺に遭うリスクが高いと考えています。

という事は、私達の得意なネット物販の
仕組みはほぼ使えないということになります。

それでは、店舗販売はどうかと言うと、
これには莫大な資金と労力が必要ですし、
現地の商社に商品を卸す事も考えられなくは無いですが、
これも資金面や言語の違い、そして会社規模の違いから、
かなり難儀であると言えるでしょう。

このように、ベトナムへの輸出は
かなりハードルが高いです。

そもそも、物販で年商10億円くらいまでは、
わざわざ無茶して新興国に乗り込まなくても、
達成できると思うので、
その以上の規模感になって始めて検討するレベルですね。

個人商社レベルでやるのであれば、
まだベトナムから輸入してくるほうが、
可能性は有りますね。

いずれにしても、せっかくのオファーなので、
来年遊びを兼ねて視察に行ってみますが、
即ビジネスに繋がるかと言うと、なかなか難しいですね。。

結構、すぐに新しい事に挑戦したくなる人が多いですが、
既存のビジネスでやれることを、突き詰めた方が、
結果的に収益は伸びますからね。