一見無駄に見えても、ちゃんと意味がある


一見無駄に見えても、ちゃんと意味がある

岡山に出張で向かっている時に、
ふと気がついたことがあります。

新幹線に乗るときって、切符を買いますよね。

最近はチケットレスとか色々あるみたいですが、
まだまだ新幹線に乗るときは、
切符を買う方が一般的かと思います。

切符を買って新幹線に乗ると、
ちょっと前までは、すべての人に対して、
車掌さんが切符を拝見しに来ていました。

それが、いつの間にか無くなり、
切符に書かれた通りの指定席に座っていれば、
切符をいちいち見せなくても良くなりました。

ということは、車内で寝ているときでも、
車掌さんに無理やり起こされて、不機嫌な状態で、
切符どこいった!と探す必要も無くなるわけです。


ここで、ふと疑問に思ったのですが、
指定席は切符見せなくて良くなりましたが、
自由席の場合は、今まで通り切符を拝見するということです。

あれ?おかしくないですか?
自由席でも切符を拝見する必要ないですよね?

なぜなら、新幹線はご存知の通り、
専用の改札が全ての駅にあります。

なので、自由席であっても、
ちゃんと切符を買ってない人は、
降りた駅で外に出ることが出来ません。

そして、自由席はどこに座っても自由なので、
自由席なわけです。

なので、切符をわざわざ拝見しに来るのは、
同じ切符で改札出ないで何往復も新幹線に乗る、
新幹線マニアを防止するくらいしか
意味無いよなと思っていました。


気になってしまったので、ちょっと調べてみると、
自由席で切符を見にくる理由がちゃんとありました。

私が見つけた記事によると、
新幹線で指定席を取ったけれども、予定よりも早く駅についてしまい、
指定の列車よりも早い列車の自由席に乗る人が結構居るようです。

そうすると、その人の指定席は、
無駄に空いたままになってしまいます。

そこで、実際に自由席に乗った時に、
切符を拝見して、それが指定席であったら、
座席の指定を、車掌さんが解除することができます。

その指摘席は、空席に戻すことができるので、
他のお客さんが指定を取ることができるようになります。

この理由を知って、なるほど!と、
妙に納得してしまいました。

指定席を取っておいて自由席に乗るということが、
自分の場合は、まったく経験がなかったので、
思いもつきませんでした。

んー、世の中知らないことばかり・・・
私は、自由席の車内改札なんて、
無駄だから廃止してくれ!とばかり思っていましたので。。

というわけで、世の中無駄に思えることであっても、
調べてみるとちゃんと合理的な理由があるもんんだなぁと、
また新しい気づきを得られた、岡山出張でした!