オワコンからのV字回復

オワコンからのV字回復

日曜日に、某大手カメラ店が運営する、
写真スタジオで家族写真を撮ってきました。


私としては、
「自分の会社にもスタジオがあるのに、
 なんで日曜日に写真撮りに、
 わざわざ出かけなきゃならんのか…」
と内心思っておりました。。。


しかし、写真スタジオで撮影をしていると、
驚きの発見があったのです。


昔ながらの写真館って、
↓こんな感じのデッカいカメラに、
ハガキくらいの大きさのフイルムを使って、
バシッと魂をこめて撮影する感じでした。



ところが、令和の時代の写真館で、
私が目にしたカメラは、
なんとミラーレスカメラでしたw
しかも普通の家庭用の機種。


具体的には↓このくらいの値段で、
普通に売っているカメラでした。。。
確かに高めではありますが、
カメラ趣味の人なら普通に買う金額です。



もちろんストロボや三脚とかは、
写真スタジオではプロ仕様ではあったのですが、
肝心のカメラがミラーレスの、
普通のカメラだったことに衝撃でした。。。


では、写真スタジオは家庭用カメラ使っているから、
衰退産業でオワコン化していくのかと言えば、
実は全くそんな事はなく、
実際に、私が行ったスタジオも、
1ヶ月以上予約が取れなかった様です。


コロナ禍で入場制限してるのかもしれませんが、
それでも、家族連れがひっきりなしに、
次から次へと来店していました。


これまで私は写真スタジオなんて「完全にオワコン」で、
今時は、スマホで気軽に写真を撮って、
印刷したければ、コンビニとかにあるプリンタで
サクッと印刷するのが普通だと思い込んでいました。


しかし、現実には写真スタジオは、
大盛況でコロナの影響もどこ吹く風の様子。


実際、このスタジオの経営母体は、
10年前までは、ここまで写真スタジオに力を入れておらず、
メインの事業はカメラの販売事業でした。


しかし、全国に店舗がかなり多いので、
不採算の店舗も多く、経営がヤバいとの噂でした。


実際にちょっと決算資料を見てみると、
結構ヤバめな感じだったので、
「噂は本当だったのか」と改めて実感。


しかし、写真スタジオ事業や、
ネット通販が業績を牽引しここ3年くらいは、
大幅に業績が改善しているようです。


確かに、店舗を見ていても、
古臭いカメラ屋からの脱却に成功して、
かなりイメージ的にも良くなっていますね。


これが、既存事業にとらわれたまま、
古臭いカメラ屋のままだったらと思うと、
他人事ながらゾッとしますね。


こんな感じで、
右肩下がりでオワコン化しそうになっても、
既存事業にとらわれずに、
バッサリと収益構造を改革すれば、
業績のV字回復も可能なわけですね。


しかし、個人的なことを言うと、
古臭いカメラ屋だった時代に、
大変お世話になったので、
少し寂しい気もしますw

↓例えばこんな商品はもう売ってないのかなぁ・・・